長崎市 学用品購入費を支援 小学生と中学生に給付金支給へ

長崎市は物価高騰対策の一環として小・中学生の保護者に対する学用品の購入費用を支援しようと小学生1人あたり5500円、中学生で1万1000円の特別給付金を初めて支給することにしました。

長崎市は小・中学生の子どもがいる世帯で、生活保護を受けるなど経済的に困窮する世帯に対しては学用品の購入費用などを援助する制度を設けています。

この制度とは別にこのほどの物価の高騰に対して幅広く子育て世帯の経済的な負担を軽減しようと、4月からの新学期を前に学用品にかかる購入費を初めて支援することにしました。

対象となるのは長崎市に住民登録があるすべての保護者で、給付金の金額は1人あたり▽小学生が5500円、▽中学生が1万1000円となっています。

給付金は長崎市立の小・中学校の学校給食費の登録口座に自動的に振り込まれるということで、給食費を口座引き落としにしていない保護者や国立や県立、それに私立の学校に在籍する児童や生徒がいる保護者は新たに口座の登録が必要になり、申請の締め切りは今月31日です。

長崎市教育委員会によりますと、給付金の対象はおよそ2万9000人分でその費用としておよそ2億2000万円が先月の補正予算に計上されています。
給付金は来月末に支給されるということです。