ICANのメリッサ・パーク事務局長が長崎原爆資料館で講演

ICANのメリッサ・パーク事務局長は平和公園を訪問したあと長崎原爆資料館で市民らを前に講演を行いました。

この中で、パーク事務局長は「日本は唯一の被爆国として核の問題を語ることができる」としたうえで、「日本は、今こそ核の傘という誤った考え方を捨てて、核兵器禁止条約に加わるべきだ」と述べ、日本政府に対し核兵器禁止条約を批准するよう求めました。

講演を聞いた19歳の女子大学生は「メリッサさんが条約の発効から3年という節目に来日し、被爆地でこうした講演を行ったこと自体に意味があると感じた」と話していました。

また、被爆者の70代の女性は「核兵器禁止条約が効力を発揮するように、私たち被爆者が政府を動かすような活動をしていかなければいけない。条約を日本が批准していないことは世界に顔向けができないことだ」と話しました。