「長崎市恐竜博物館」を貸し出し 誕生日パーティー

営業時間が終了したあとに施設を一般に貸し出している「長崎市恐竜博物館」で、15日、11歳になった女の子の誕生日パーティーが行われました。

「長崎市恐竜博物館」は営業時間が終了したあと、暗くなった施設内でも思い出を作ってもらおうと、館内をライトアップして1時間3万円で貸し出す事業を去年4月から行っています。

15日は、子どもに喜んでもらえる利用方法を提案しようと、誕生日パーティーを開くことになり、そのモニターとして今月9日に11歳になった長崎市の宮崎すみれさんが招かれました。

パーティーにはすみれさんの家族や友達、あわせて9人が参加し、今回特別に飲食が許可された館内の展望ホールで子どもたちはすみれさんが好きなトリケラトプスの絵が描かれたケーキをおいしそうにほおばっていました。

そのあと、子どもたちはほかに誰もいない夜の博物館で、展示物をじっくりと観察したり、標本のスケッチをしたりしてのびのびと楽しんでいました。
宮崎さんは「サプライズだったし、友達がわざわざ来てくれたのでうれしかった。昼に来たときは見られなかったティラノサウルスの足の数がよく見えた」と話していました。

「長崎市恐竜博物館」の高江晃館長は「参加した皆さんに喜んでもらえたと思う。飾りつけなどできる範囲で手伝いたいが、それぞれの発想で自由に利用してもらいたい」と話していました。