松浦市の港で作業中に船から海に転落 乗組員の男性死亡

13日朝、長崎県松浦市の港で係留中の作業船を移動させる作業をしていた乗組員の男性が海に転落し、病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。

13日朝6時すぎ、長崎県松浦市の調川港に係留していたタグボート「第三十一明神丸」の船長から「船から人が落ち、引きあげることができない」と第7管区海上保安本部に通報がありました。

転落したのは作業船を移動させるために横付けしていた船の乗組員の男性で、消防によっておよそ20分後に引きあげられましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。

伊万里海上保安署によりますと、死亡した乗組員はほかの乗組員2人と無線で連絡を取りながら作業を進めていましたが、途中で連絡が途絶えたため、乗組員2人が作業場所を確認したところ、海に浮かんでいるのを発見したということです。

死亡した乗組員は救命胴衣を身につけていなかったということです。

海上保安署では乗組員から話を聞くなどして当時の状況を調べています。