五島市の貝津神社に「獅子こま舞」を奉納

五島市の正月の伝統行事「獅子こま舞」が3日、地元の神社に奉納され、地域の人たちがこの1年の無病息災や家内安全を祈願しました。

五島市三井楽町の「獅子こま舞」は地元の貝津神社で300年以上続くとされる正月の伝統行事で、長崎県の無形民俗文化財に指定されています。

3日は地域の人や年末年始にあわせて帰省した人たちが見守るなか、神社の境内で舞が披露されました。

「獅子こま舞」は「男獅子」と「女獅子」が笛や太鼓の音にあわせて激しく動く独特の舞です。

奉納のあと、舞を披露した人たちは、神社の周辺を3周してことし1年の無病息災や家内安全を祈願していました。

舞を見物に訪れた40代の女性は「すごく迫力があって荘厳な気持ちになりました。ことしは、平和でみんなが安心して暮らせるような年になったらいいなと思います」と話していました。