長崎 新年恒例の寒中水泳 6歳から78歳まで88人が参加

長崎市で新年恒例の寒中水泳が行われ、子どもたちが日本の伝統的な泳ぎ方を披露しました。

この寒中水泳は、日本の伝統的な泳ぎ方を教えているNPO法人が長崎市で毎年1月3日に行っていて、3日は6歳から78歳までの88人が参加しました。

この中ではまず、立ち泳ぎをしながら板を張った紙に書をしたためる「水書」が披露され、1日、石川県能登地方で震度7の揺れを観測した大地震が起きたことを踏まえ、「祈 地震 鎮静」の文字が書き上げられました。

続いて、参加者らは浅瀬や水底の様子がわからない時の泳ぎ方である「足撃」や、殿さまの前で披露された立ち泳ぎの「揃御前游」などを披露していました。

3日は時折、雨も降るなか、寒さのあまり子どもたちは大きな声を上げていて、海に入ったあとには、たき火に当たったり、温かい豚汁を食べたりして、冷えた体を温めていました。

参加した8歳の女の子は「寒かったです。ことしはプールを頑張りたいです」と話していました。

10歳の時から参加しているという78歳の男性は「海に入って初めて正月が来たという感じがします。できるだけ長く健康で泳ぎたいです」と話していました。