消防署でパワハラ横行 五島市長が市議会で陳謝

五島市消防署が行ったアンケート調査で全署員の４割近くがパワーハラスメントの被害を受けたと回答した問題で、五島市の野口市太郎市長は、１２日行われた市議会で「このような実態があることについて誠に申し訳なく思っている」と述べ陳謝しました。

五島市の五島市消防署ではことし５月に全署員を対象に行ったアンケート調査で、およそ３８％がパワハラの被害にあったと回答し組織の中でパワハラが横行している実態が浮き彫りになりました。

この調査の結果を受けて、五島市の野口市長は、１２日市議会の一般質問で、「市民のみなさまの生命と財産を守るという責任を負っている消防の職場でこのような実態があることについて誠に申し訳なく思っている」と述べ陳謝しました。

そのうえで、「今後は消防職員全員を対象としたハラスメント研修会の開催や相談員のスキルアップ研修などの充実を図るなどしてハラスメントのない職場環境の整備に取り組んでいきたい」と述べました。

議会のあと取材に対し、野口市長は、「結果に非常にショックを受け早急な対策が必要であると感じている。ハラスメントを絶対に許さないという気持ちで取り組んでいく」と述べました。