国境の離島 対馬で海上保安部や警察など特別警戒の出動式

人の動きや物流が活発になる年末年始にあわせて、国境の離島、対馬で海上保安部や警察など4つの機関が参加した特別警戒の出動式が行われました。

国境の離島、対馬では年末年始に人の流れや物流が多くなることから、毎年、この時期に特別警戒を実施していて、8日は対馬市の厳原港で出動式が行われました。

出動式には対馬海上保安部のほか、対馬南警察署、福岡出入国在留管理局対馬出張所、それに、門司税関厳原税関支署の4つの機関の職員30人あまりが参加しました。

整列した参加者は出動の申告を行ったあと、それぞれ、パトカーなどの車両や海上保安部の巡視艇などに乗り込み、特別警戒のパトロールに出動しました。

対馬海上保安部の奥田眞康部長は「ことしは新型コロナが感染症法上、5類に移行して初めての年末年始ということで昨年以上に人の流れや物流が活性化すると考えられる。これにあわせてテロや犯罪の発生も懸念されるので、各機関で連携しながら取り組んでいきたい」と話していました。