海上自衛隊佐世保警備隊の50代海曹長 パワハラで減給処分

海上自衛隊の佐世保警備隊に所属する50代の男性海曹長が、部下を指導する際、暴言を繰り返すパワーハラスメントを行っていたとして、自衛隊は29日、この海曹長を減給の懲戒処分にしました。

処分を受けたのは、佐世保市にある海上自衛隊の佐世保警備隊に所属する50代の男性海曹長です。

海上自衛隊の佐世保地方総監部によりますと、この海曹長は、おととし12月から去年5月までの間に部下の隊員を指導する際、「殺すぞ」などと暴言を繰り返すパワーハラスメントを行っていたということです。

複数の隊員からの報告を受けて、海上自衛隊が調査した結果、海曹長は行為を認め、「技能向上があまり感じられないことにいらだちを覚えて暴言を吐き、高圧的な指導を行ってしまった」と話しているということです。

このため、海上自衛隊は29日、この海曹長を減給6分の1・1か月の懲戒処分にしました。

処分について、佐世保警備隊司令の小林知典1等海佐は「重く受け止め、今後さらに指導を徹底し、厳正な規律維持と再発防止に努めます」としています。