「いさはや灯りファンタジア」始まる 花火の幻想的な地上絵も

長崎県諫早市で地元の冬の風物詩「いさはや灯りファンタジア」が25日夜から始まり、キャンドルで表された花火などの地上絵が幻想的に浮かび上がりました。

この催しは、市民が参加できるイベントを作って中心市街地を活性化させようと、諫早市や市民などで作る実行委員会が毎年、開いています。

25日夜、諫早市役所前の広場には赤や白、黄色の紙袋に入ったおよそ6000個のキャンドルが並べられ、午後5時に火がともされました。

ことしは諫早大水害の犠牲者を悼む「諫早万灯川まつり」の花火などの様子がキャンドルで表されていて、催しにあわせて開放された市役所庁舎では、訪れた人たちがキャンドルで描かれた幻想的な地上絵に見入っていました。

諫早市の40代の男性は「初めて上から見て感動しました。家族で来られてよかったです」と話していました。

会場ではおよそ19万球のイルミネーションも点灯され、家族連れなどが記念写真を撮って楽しんでいました。

「いさはや灯りファンタジア」はキャンドルの地上絵は26日まで、イルミネーションは来年1月4日まで、毎日点灯されます。