障害者手帳とマイナンバーひも付けで1994件に誤り 県確認

全国でマイナンバーのひも付けの誤りが相次ぐ中、長崎県は、障害者手帳とマイナンバーのひも付けで、合わせて1994件に誤りがあったと発表しました。

長崎県では、国の通知に基づいて、ことし9月から障害者手帳とマイナンバーのひも付け状況を確認しました。

その結果、療育手帳で1979件、精神障害者保健福祉手帳で12件、身体障害者手帳で3件の、合わせて1994件でひも付けに誤りがあることが分かったということです。

このうちのほとんどは、療育手帳に関連したシステムの改修でプログラムに誤りがあったことが原因だということです。

県によりますと、これまでのところ個人情報の流出は確認されていないとしています。

また、誤りがあった障害者手帳の情報は現在、マイナポータルでの閲覧を停止していて、修正や点検をしたうえで今月末までに閲覧を再開することにしています。

県障害福祉課は「あってはならないことで、2度と同様の事案を起こさないよう業務の見直しや本人確認などの徹底を進めていく」としています。