長崎と上海を結ぶ便が約4年ぶりに再開 空港で記念セレモニー

新型コロナウイルスの影響で運休が続いていた長崎と上海を結ぶ便が30日、およそ4年ぶりに再開され、長崎空港では記念のセレモニーが行われました。

長崎空港の国際線は、長崎と上海を結ぶ中国東方航空の便と、長崎と香港を結ぶ香港エクスプレスの便がそれぞれ就航していますが、新型コロナの影響で2020年2月から運休が続いていました。

これについて長崎県は運航再開を目指して、航空会社と協議を進め、このうち、長崎と上海を結ぶ便は30日から運航が再開しました。

30日は午前11時半から長崎空港で記念のセレモニーが行われ、関係者らおよそ20人が参加しました。

セレモニーでは中国東方航空日本支社の陳嘯蔚副支社長が「長崎は遠い昔から中国と密接な関係を保ってきました。定期便の運航の再開は両国の人の留学やビジネスなどでさらに多くの選択肢を提供するものでしょう」とあいさつしました。

このあと、正午すぎに上海からの第1便が到着し、到着ロビーでは、「歓迎」と書かれた横断幕を持った関係者らが降りてきた搭乗客を出迎え、記念品のカステラなどが入った袋を手渡しました。

中国の旅行会社の男性は「空港に着いたときに感動しました。長崎和牛やラーメンなどを食べるのが楽しみです」と話していました。

長崎と上海を結ぶ定期便は毎週月曜日と金曜日に往復便で、それぞれ1往復ずつ運航されます。