長崎県 10月の景気「緩やかに回復」判断据え置き 日銀

日銀長崎支店は、今月の景気について「緩やかに回復している」として4か月連続で判断を据え置きました。

日銀長崎支店が発表した今月の「金融経済概況」によりますと、全体の景気判断は「緩やかに回復している」とし、4か月連続で判断を据え置きました。

項目別に見ますと、公共投資は「持ち直している」とし、前の月より上向きの判断となりました。

これは国の政策で8月の道路工事の発注数が去年の同じ月を上回ったことが要因だということです。

また、個人消費は一部に物価上昇の影響がみられるものの、新型コロナの影響が落ち着いて外食産業などで消費が回復しているということで、「緩やかに回復している」としています。

日銀長崎支店は「今後も県内の景気は緩やかに回復していくとみられるが、物価上昇のほか企業の人手不足感の強まり、海外経済をめぐる不確実性の高まりなどの影響を注視していく必要がある」としています。