ふるさと納税の返礼品が地元産でなかった問題 諫早市が謝罪

諫早市でふるさと納税の返礼品になっていた「シャインマスカット」が地元産ではなかった問題で、市は、20日開かれた市議会で経緯を報告したうえで謝罪しました。

総務省は、ふるさと納税の返礼品について、原則、地元の産品とすることを求めていますが、諫早市が昨年度と今年度の返礼品として扱っていた「シャインマスカット」が地元産ではなく、すべて県内の別の自治体で生産されたものだったことがわかり返礼品から取り下げました。

これについて、20日開かれた諫早市の市議会に市の担当者が出席し経緯を説明しました。

この中で担当者は「委託事業者が県内で生産されたものであれば返礼品としてもいい」という誤った認識を持っていたことが原因だったなどと報告しました。

その上で「諫早市を応援するために寄付をいただいた皆様に不快な思いをさせてしまったことに対して誠に申し訳なく思っています」と謝罪しました。

このあと、出席した議員から質問や意見が相次ぎ、このうちの1人から「事業者を変更すべき」などと意見が出されると担当者は、今後、変更を検討すると答えました。

諫早市はこの問題について、今後、県を通じて総務省に報告する予定です。