スタントマンが自転車事故を再現しながら交通安全教室 大村市

自転車が関係する交通事故をプロのスタントマンが再現する交通安全教室が大村市で行われました。

この教室は、通勤や通学で自転車の利用が多い大村市が市内の中学校や高校などで毎年行っているもので、2日は、桜が原中学校の生徒、およそ750人が参加しました。

教室では、プロのスタントマンが自転車による交通事故を再現し、ハンドルから両手を離したり、携帯電話をかけたりしながら乗った自転車が事故に遭遇するケースや自転車が通行できるはずの歩道で事故に遭遇するケースなど、8つの事例を紹介しました。

また、教室ではことし4月から努力義務化されたヘルメットの着用についても死亡事故を減らすために正しく着用するよう呼びかけられました。

大村警察署によりますと、管内で自転車が関係する事故はことしは8月末までで16件、重傷者が5人と県内で最も多いということです。

参加した3年の男子生徒は「自転車に乗っているときに自分も行いがちなケースがあった。並列走行をしないようにしたい」と話していました。

また、別の女子生徒は「スタントマンでなければ大けがをしていたと思うと怖いと思った。自分だけでなく、周りの動きを予想して気をつけたい」と話していました。