諫早市で林業に携わる人たちが木を切る技術を競う

林業に携わる人たちが、チェーンソーを使って木を切る技術などを競う大会が1日諫早市で開かれました。

この大会は、「ながさき伐木チャンピオンシップ」と名付けられ、チェーンソーを扱う技術を高めて労働災害の防止などにつなげようと長崎県が開いたもので、ことしで3回目です。

大会には県内各地の11の組合や事業所から19人が参加し、木を切り倒す部門と巨大な丸太を輪切りにする部門の2つで技を競いました。

このうち、木を切り倒す競技は、高さ6メートルの木を、5メートル離れた目印に近づけるよう、5分以内に切り倒すというもので作業現場の安全を確認しながら、正確に木を倒していました。

また、丸太を輪切りにする競技では、あらかじめ傾けて置かれた丸太を目視だけで輪切りに切り出す技が競われ、参加者はチェーンソーの角度を確認しながら、できるだけきれいな断面になるように切り落としていました。

県によりますと、全国的に林業に携わる人が減るなか、長崎県では林業に専業で携わる人がおよそ350人とここ10年、増えているということです。

参加した40代の男性は、「緊張して、いつもどおりできなかったが、競技を見て、林業の良さを感じてほしい」と話していました。