長崎 佐世保 ハウステンボス大規模改修へ 300万人目指す

佐世保市のテーマパーク、「ハウステンボス」は今後、数百億円をかけて施設の大規模改修を行ったうえで入場者数をいまの2倍近くとなる300万人を目指す方針を明らかにしました。

これは佐世保市のテーマパークハウステンボスの坂口克彦社長などが会見を開いて明らかにしました。

それによりますと新たなブランドテーマとして「憧れの異世界」を掲げ、今後、数百億円をかけて施設の大規模改修を行うということです。

そのうえでコロナ禍前の年間の入場者数、およそ170万人の2倍近くとなる300万人の入場者数を目指すということです。

また、改修は数年かけて行われ具体的には来年春に新しい乗り物のアトラクションを開業させるなどアトラクションの新設や改修を進めるほか、新しいテーマにそぐわない看板や案内図など1000以上の施設や配布物を変更するということです。

坂口社長は記者会見で「ブランドの実現に向けて投資が今後、集中していくので成長に期待してほしい」と話していました。

一方、長崎県がハウステンボスへの誘致を目指しているカジノを含むIR=統合型リゾート施設の整備計画が観光庁が設置した有識者による審査委員会で審査が続き、認定に至っていない状況について「将来の受注がとれないため相当な損失を被っており、早く決めていただきたい」と述べました。