去年の山岳遭難者は18人 全員が警察へ登山計画書提出せず

去年1年間で県内の山では18人が登山中に遭難していたことが警察のまとめで分かりました。

警察によりますと去年1年間で、県内の山で登山中に遭難したのは、18人だったということです。

内訳は道に迷った人が13人滑落した人が4人、転倒した人が1人で、このうち滑落した80代の男性が死亡しました。

警察は遭難者の通報があった際には登山計画書などを参考に捜索を行いますが、去年、遭難した人は全員が警察へ登山計画書を提出していなかったということです。

登山計画書とは名前や緊急連絡先のほか登山ルートやスケジュールを記したもので決められた様式はなく、登山口に設置されたポストや警察署などに郵送やFAXで提出します。

警察は「登山の際には万が一遭難した際に備えて登山計画書を警察や自治体などに提出して欲しい」と呼びかけています。