恩師が語るサッカー日本代表 毎熊晟矢選手

恩師が語るサッカー日本代表 毎熊晟矢選手

現地時間の今月9日と12日に行われる国際親善試合で、サッカー日本代表のメンバーに初選出された、長崎県出身で、現在、セレッソ大阪で活躍する毎熊晟矢選手。

毎熊選手が小学校6年生から4年間にわたって所属した、長崎市のチームで代表を務める大久保誠さんに少年時代の毎熊選手について、そして、日本代表のメンバーとしての期待をお聞きしました。

長崎市を拠点に活動するサッカークラブ「ブリストル」で代表を務める大久保誠さんです。
毎熊選手を4年間にわたって指導しました。

Q「今回、毎熊選手が初選出されて率直にどう思いましたか」

A「うれしいですね。やっぱり素直にうれしいです本当」
「発表があった日にLINEをして、まあ素直によかったなって。ただ選ばれるだけじゃなくてやっぱ試合に出ないといけないよねって」

初めての出会いは毎熊選手が小学校6年生のとき。
印象的だったのは人の意見をまっすぐに受け入れる素直さだったと言います。

A「本当にすごいサッカーが好きなんだろうなっていうのはもう最初に会った時に分かったし、彼のいちばんいいところっていうのは人の意見を素直に聞き入れる。まずやってみるというところと、吸収する力っていうのは当時からすごいなって感じていました」

Q「今と昔で性格は違いますか」

A「もう全然変わんないですよ。おっとりしてる。一見アスリートに向かないような性格っぽいかな。そこの切り替えが彼はすごくできる」

毎熊選手は関西の大学を経て3年前にV・ファーレンに加入。
そして、現在はJリーグを代表するサイドバックとして日本代表に選ばれるなどプロとしてのキャリアを着実に積み上げています。

A「日本代表になるだろうなっていうふうには全く思っていないですし、そこはやっぱり彼が今に至るまでの間でたくさんの仲間に出会ったり指導者に出会ったり、いろんな刺激を力に変えていくその力がどんどん成長しながら、いろんな経験によってレベルが上がっていったていうことじゃないかなと考えています」。

毎熊選手の成長を身近で見守ってきた大久保さん。
世界の舞台でもいつも通りのプレーを披露して欲しいと言います。

A「晟矢らしさっていうものが出てくるといいと思うんですね。長い距離を走れる、切り替えのところもそうだし。それが数多く見られるようなシーンがあることを望みたいし、そういう感覚で力を入れてやってもらえたらおのずと結果、成果がついてくるのかなと。楽しんでほしいですよね」