大村市の伝統野菜 黒田五寸人参 地元の小学生が種まき

大村市の伝統野菜、黒田五寸人参について学んでいる地元の小学生たちが5日、学校近くの畑で種まきを行いました。

黒田五寸人参は、大村市で品種改良が始まり、70年以上にわたって生産されている伝統野菜で、赤みが強くやわらかい肉質と甘みが特徴です。

大村市にある竹松小学校では、地域の特産品について学ぶ総合学習の一環で毎年、黒田五寸人参を栽培しており、5日は5年生およそ160人が学校近くの畑で種まきをしました。

子どもたちは長さ2ミリほどのにんじんの種を畑にまき、上から土をかぶせたあと水をかけていきました。

子どもたちはこれから芽が出るまで毎日の水やりを行い、その後は、間引きや草取りなどを行って育て、来年2月ごろにんじんを収穫する予定です。

種まきをした5年生の児童は「思っていたより種まきが大変でしたが立派に育ってほしいです」と話していました。

また、別の児童は「水やりが楽しかった。にんじんしりしりにして食べたいので大きく育てたい」と話していました。