長崎県立大学 不正アクセスで6500人分の個人情報 流出か

長崎県立大学が、7年前から授業で使っている大学独自のシステムが第三者による不正なアクセスを受けたため、学生や教員などあわせて6500人分の個人情報が流出したおそれがあることがわかりました。
大学では、不正アクセスの原因などを調査することにしています。

長崎県立大学によりますと、今月4日、「大学のシステムが不正アクセスを受けている」と、大学ホームページの問い合わせフォームを通じて情報提供がありました。

これを受けて、大学やシステムを管理する委託業者が調べたところ、大学の授業で使われている独自のシステム「manabie」に、第三者による不正なアクセスを受けた痕跡が見つかったということです。

このシステムは7年前の平成28年に導入され、これまでに学生や教員のほか、授業に協力する学外の市民、あわせて6500人ほどが利用していて、氏名、性別、メールアドレスのほか、授業の成績や評価指標などの個人情報が流出したおそれがあるということです。

大学によりますと、これまでに個人情報が悪用される被害は確認されていないということです。

大学は、不正アクセスの原因や、情報流出が実際にあったかどうかを調査することにしています。