知事 平和祈念式典の規模縮小 「苦渋の決断だったと思う」

台風6号の影響で9日の平和祈念式典の規模が縮小して行われることについて、長崎県の大石知事は「参列者の安全確保のため苦渋の決断だったと思う。例年どおりの形ではないが、県民1人1人には胸の中で慰霊の意を表してもらいたい」と述べました。

長崎県の大石知事は、8日、県庁で臨時の記者会見を開きました。

この中で台風6号の影響で9日の平和祈念式典の規模が縮小して行われることについて、「被爆者などが参列できないのは残念だが、参列者の安全確保のため苦渋の決断だったと思う。例年どおりの形ではないが、県民1人1人には胸の中で慰霊の意を表してもらいたい」と述べました。

そのうえで、自身は式典には参列せず、ビデオメッセージを送ることを明らかにしました。

また、台風6号が9日から10日にかけて最も接近する見込みであることを受けて県民に対し、不要不急の外出を控えるとともに市や町が発表する避難に関する情報に注意して早めに避難するなど、身の安全を確保するよう呼びかけました。