対馬市の盆踊り関係者 ユネスコ無形文化遺産登録認定を報告

各地で伝承されてきた民俗芸能「風流踊」の一つとしてユネスコの無形文化遺産に登録され、文化庁から登録認定書のレプリカを受け取った対馬市の盆踊の関係者が今月18日、地元の市役所を訪れ、市長に報告しました。

対馬市役所を訪れたのは「対馬盆踊保存連合会」の永留安生会長ら関係者3人です。

永留会長らは今月10日、東京で開かれた文化庁の記念式典に出席し、ユネスコの無形文化遺産に登録された「風流踊」を構成する保存団体の一つとして認定書のレプリカを受け取りました。

その報告のため、今月18日、地元、対馬市の比田勝市長を訪れ、認定書を手渡して登録の喜びを分かち合いました。

比田勝市長は「一時は中断されたこともある盆踊りを継承されてこられた皆様の努力に感謝します」と長年の労をねぎらっていました。

民俗芸能の分野でも最近は少子高齢化に伴って後継者の育成が課題になっているということで、永留会長は「公民館での講座や学校への出前授業などを実施して盆踊りの魅力を伝え、1人でも2人でもいいから子どもたちに継承してもらえるようにしていきたい」と話していました。