玉城沖縄県知事が平和公園と長崎原爆資料館を訪問

基地問題に関するシンポジウムに出席するため、長崎市を訪れている沖縄県の玉城知事は、19日、平和公園と長崎原爆資料館を訪れ、犠牲者を悼みました。

沖縄県の玉城知事はアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設など、基地問題について考えるシンポジウムに出席するため長崎市を訪れています。

シンポジウムに先だって玉城知事は、19日、長崎市の平和公園を訪れ、平和祈念像に花を手向け黙とうをささげました。

続いて、爆心地からおよそ100メートルの場所にあった長崎刑務所・浦上刑務支所の跡地や原爆がさく裂した場所の直下に置かれた「原爆落下中心地碑」などを見学しました。

また、長崎原爆資料館を訪問し、井上琢治館長に質問しながら、原爆が投下される前に撮影された長崎の写真や被爆者の体に残されたケロイドの写真などを熱心に見ていました。

最後に玉城知事は、芳名録に「平和への想いを未来へつなごう」と記しました。

玉城知事は、「長崎と沖縄は同じような痛みを受けたからこそ、平和への声を強く発していく責任があると痛感した。原爆の犠牲者に対しては、『これからもそういった多くの思いがつながっていくように見守ってください』と、祈りをささげた」と話していました。