農業高校生が野菜や果物を販売「諫農マーケット」開催 諫早市

諫早市にある県立諫早農業高校の生徒が、実習の一環で育てた農産物や加工食品を販売する催しが、7日、地元の商店街で行われました。

「諫農マーケット」と名付けられたこの催しは、諫早農業高校の生徒たちが日ごろの学習の成果を披露し、地域の人たちに楽しんでもらおうと、毎年、行われています。

会場となったアエルほんまち通りには、キュウリやナスなどの野菜やマスクメロンなどの果物、アサガオなどの花の苗などおよそ20種類の商品が並べられました。

商品は市価より1割から5割ほど安いということで、午前10時半の販売開始とともに大勢の人たちがお目当ての商品を一斉に購入していました。

このうち、高値が続いていた卵は市価より1割ほど安く販売され、買い物客が行列をつくっていたほか、生徒が手作りしたパウンドケーキは10分ほどで売り切れていました。

訪れた人たちは「お目当てのメロンが買えました。高校からいろんな商品を誕生させてほしい」とか、「花の苗やジャムを買いました。庭が華やかになりそうです」と話していました。

マーケットの委員長を務めた諫早農業高校3年の神崎健人さんは「お客さんと接して、学んだことを将来に生かしたいし、『お客様に笑顔を届ける』のをモットーに今後も続けていきたい」と話していました。

このマーケットはことし12月にも開かれることになっています。