諫早市の入浴施設 基準値超のレジオネラ属菌検出 営業停止

諫早市にある入浴施設で基準値を超えるレジオネラ属菌が検出され、施設は当面の間、営業を停止することになりました。

レジオネラ属菌が検出されたのは諫早市にある「のんのこ温水センター」の入浴施設です。

施設の発表によりますと、今月14日、年に2回の定期検査を行った結果入浴施設内にある「寝湯」と「座湯」から県が条例で定めた基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたということです。

これを受けて施設では、26日から自主的に営業を停止するとともに県の保健所に報告したということです。

また、これまでのところ、健康被害を訴えている人はいないということです。

厚生労働省によりますとレジオネラ属菌は、人が吸い込むとレジオネラ肺炎となって呼吸困難を引き起こし、治療が遅れると死亡することもあります。

施設では菌が検出された施設の消毒などを行っていて、改めて検査を行い、安全が確認されしだい営業を再開する予定です。

この施設では、おととしから3年連続でレジオネラ属菌が検出されていて施設は、「2度とレジオネラ属菌を出さないという思いで、対策してきたつもりだったのでとても驚いている。原因を究明するとともに再発防止に努めたい」としています。