諫早市で地元の子どもたちが古代米の田植えを体験

諫早市で、地元の子どもたちが古代米の一種「赤米」の田植えを体験しました。

諫早市小長井町は、6世紀から7世紀ごろの古墳があることから、地域の歴史を学ぶ一環として古代米の一種「赤米」の栽培を小学校の体験学習に取り入れています。

16日は、地元の小学5、6年生30人あまりが赤米の田植えに挑戦しました。

子どもたちは、靴を脱いで田んぼに入ると、慣れない田んぼに足を取られながら、等間隔で目印がついた紐に沿って苗を1つ1つ丁寧に植えていました。

参加した小学5年の児童は「苗を植えるのは難しいけど、楽しかった。みんなでおいしい赤米を食べたい」と話していました。

指導にあたった農家の久保丞治さんは「最初はうまく植えられず苦戦していたが、最後は慣れた様子だった。田植えを通して農業の面白さなどを感じてもらえたら嬉しい」と話していました。

植えられた米は、10月に子どもたちが収穫し、学校の給食で提供されるということです。