被爆者「言語道断」 観光客「悲しい」

長崎県の主な被爆者団体の1つ、被災協=長崎原爆被災者協議会の田中重光会長はNHKの取材に対し、「千羽鶴は平和を祈ってみんなが作ったもの。全国の人が原爆の犠牲者への慰霊という意味で持ってくるものなのに、その、みんなの願いに火をつけて燃やすのは言語道断だ。こんなことをした理由は容疑者にしかわからないが、こういうことは絶対にしてほしくない」と話していました。

千羽鶴などが燃やされたことについて、埼玉県から観光で訪れた60代の男性は「大変残念です。みんなの思いが込められたものをなぜ、燃やすのか分かりません」と話していました。

また、山形県から来た70代の女性は「爆心地公園を見たいと思って来ました。何と言っていいか分かりませんが、とても悲しいです」と話していました。