直行便運航再開を受け中国の旅行会社が県内の観光地を視察

新型コロナウイルスの影響で運休となっていた福岡と中国を結ぶ直行便が運航を再開したことを受けて、中国の旅行会社などが県内の観光地を視察するツアーが行われました。

このツアーは、新型コロナの影響で運休が続いていた福岡と中国本土を結ぶ便が今月から3年ぶりに運航を再開したことを受けて、長崎県観光連盟などがインバウンド需要が見込める中国からの旅行者を取り込もうと中国の旅行会社を招いて行いました。

ツアーには北京や大連の旅行会社7社が参加し、ツアーガイドたちが長崎市の諏訪神社で参拝の作法や雲仙市小浜町で足湯を体験しました。

県観光連盟によりますと、長崎県で宿泊した外国人観光客のうち中国人の割合はコロナ禍前の令和元年はおよそ15%でしたが、去年はおよそ4%まで減少したということです。

ツアーに参加した大連の旅行会社の女性は「大連の人は日本料理と温泉が好きなので、旅行商品には長崎県で少なくとも2泊を盛り込もうと思う」と話していました。

ツアーを計画した県観光連盟の明石克磨常勤参与は「今回の便の再開を契機に人的な交流が増えて海外から長崎への流れが拡大することを期待している」と話していました。