長崎の医療関係者らの団体 ウクライナに放射線測定器を贈る

ウクライナ情勢をめぐってロシアが核兵器の使用を示唆する中、長崎の医療関係者らでつくる団体が、ウクライナの研究機関に放射線測定器を贈りました。

放射線測定器を贈ったのは長崎の医療関係者らで作る「長崎・ヒバクシャ国際医療協力会」です。

今回、ウクライナの研究機関に9台の測定器を贈ることになり、26日、ウクライナの首都キーウとオンラインで結んで贈呈式が行われました。

式では森崎正幸会長が「この緊迫した状況が少しでも早く解決しウクライナの皆様に平和で安全な生活が戻ることを祈念しております」とあいさつしました。

これに対し、ウクライナ国立放射線医学研究センターのドミトリー・バジーカ所長は「戦争という困難な時期にウクライナに寄り添いご支援いただいた会と、すべての日本の人々に感謝申し上げます」とお礼の言葉を述べました。

放射線測定器はすでにキーウの研究機関に届いていて有事の際に備えて人体の放射線量を調べるために利用されるということです。