しいたけ栽培が盛んな対馬市で干ししいたけの品評会

原木でのしいたけ栽培が盛んな対馬市で、干ししいたけの品質やできばえを評価する品評会が開かれました。

対馬市では島に自生するコナラやアベマキなどの原木でしいたけを生産していて、大陸から吹く冬の季節風を利用した干ししいたけづくりは県内の生産量の90%以上を占めています。

この干ししいたけの生産技術の向上をはかるため、ことしのできばえを披露する品評会が、今月20日、対馬市で開かれました。

ことしは、「箱物」と「グラム物」の部門にあわせておよそ140点が出品され、香りや、つや、それに大きさなどを基準に審査しました。

その結果、対馬市の緒方公洋さんが最高賞となる農林水産大臣賞を「香信厚肉」という種類の箱物で受賞し、表彰状が手渡されました。

緒方さんは、「ことしの干ししいたけは形もそろっていて香りもよくこれまで生産した中でも一、二番を争うできです」と話していました。

今回、入賞した干ししいたけは、来月、埼玉県で開かれる全国の品評会に出品されます。