丸亀製麺 諫早店でテイクアウト用のうどんにカエル混入で謝罪

うどんチェーンの「丸亀製麺」は21日、諫早店で販売したテイクアウト用の商品にカエルが混入していたことを文書で明らかにしました。
そのうえで、「多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪しています。

丸亀製麺は21日、諫早店で販売したテイクアウト用の「ピリ辛坦々サラダうどん」に、カエルが混入していたことが分かったと23日、発表しました。

この件について丸亀製麺は管轄の保健所に報告したうえで、野菜を加工する工場が由来の混入と判断したということで、生野菜を扱う取引先のすべての工場で立ち入り検査を実施するとしています。

そのうえで、生野菜を使う一部の商品については23日から25日までの3日間、販売を休止するとしています。

また、諫早市にある長崎県県央保健所は22日午前、うどんの購入者から「生きたカエルが入っていた」と連絡を受けて法律に基づいて店舗への立ち入り調査を行ったということです。

この中では、店舗の責任者から話を聞いたり混入経路を調べたりしたうえで、異物が混入しないように確認を徹底するよう指導したということです。

丸亀製麺は発表した文書で、「多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。今回の事態をしんしに受け止め、再発防止に努めます」とコメントしています。

【長野県上田市ではサラダにカエル混入】
食品へのカエル混入をめぐっては今月11日、長野県上田市の商業施設で販売されたサラダにカエルが混入していたという訴えを受けて製造した会社が調べたところ、混入していたのはニホンアマガエルだったことが分かっています。

ニホンアマガエルはサラダの材料のサニーレタスに付着していたと見られていますが、サラダを製造した業者はサニーレタスを殺菌処理していたことから、病気などのおそれはないとしています。

業者は「今回の事態を重く受け止め、再発防止に取り組む」としていて、材料を洗う人員や異物を調べる回数を増やすなどの対策を行っているということです。

製造工場がある松本市の保健所は、工場の立ち入り検査を行い、異物が混入した原因や混入経路などを調べています。