長崎大学と世界銀行 世界の保健をテーマに国際シンポジウム

長崎大学は世界銀行とともに国際シンポジウムを開き、気候変動が感染症の流行や食料生産に影響を与え、世界の保健システムにも影響が及ぶことなどが報告されました。

長崎大学は、G7保健相会合に合わせて15日、世界銀行とともに世界の保健をテーマにした国際シンポジウムを開きました。

この中で、ロンドン大学の保健・医療政策の専門家は、国境を越えて気候変動が進み感染症の流行や食料の生産に影響を与え、世界の保健システムにも影響が及ぶことを報告しました。

続いて、世界銀行の支援のもと保健分野の取り組みを進める4か国が報告を行い、バングラデシュの保健大臣は、1971年の建国以来、ジフテリアなどの予防接種を進めてきたことや、新型コロナ対策として専門病院の設置やワクチン接種を進めた結果、日常に戻りつつあることを報告していました。

長崎大学は17日まで保健政策を学ぶワークショップなどを開催し、G7保健相会合に合わせた一連のイベントを通じて日本の感染症研究の拠点として長崎を世界にアピールしたい考えです。