西海市が診療所の看護師を懲戒免職 市の事業を不正に使用
西海市の江島診療所に勤務する看護師の男性が、フリマアプリで売った商品を発送する際に、市の事業を不正に使用して送料をだまし取っていたなどとして、懲戒免職の処分になりました。
懲戒処分となったのは、西海市の江島診療所に勤務する44歳の男性の看護師です。
西海市によりますと、看護師は、おととし11月から去年3月にかけて、自身がフリマアプリで売った商品を発送する際、市が特産品などを送る際に送料を負担する事業を不正に使用したということです。
発送の回数が非常に多いなどとする事業者からの指摘が市に寄せられ市が調査したところ、不正に使用した件数は1382件、金額は180万円余りに上るということです。
市では今後、全額返金を求めていくということです。
このほか、看護師は正当な理由なく出勤しなかったほか、欠勤中に実家がある大阪で傷害事件を起こしたとして、ことし1月に逮捕されたということです。
市は、こうしたことなどから看護師を23日付けで懲戒免職の処分にしました。
西海市の杉澤泰彦市長は「多くのかたがたにご心配とご迷惑をおかけしたことに対して深くおわび申し上げる。2度とこのようなことがないよう、市役所一丸となって取り組む」とコメントしています。