閉園の3つの幼稚園で最後の卒園式 大村

今月末で閉園する大村市の3つの幼稚園で最後の卒園式が行われ、子どもたちは元気いっぱいに巣立っていきました。

大村市では共働き世帯の増加などで保育園のニーズは高まっていますが、市内の3つの幼稚園が今月末で閉園し、それぞれで16日、卒園式が行われました。

このうち、西大村幼稚園では14人の園児が林麗子園長から1人1人卒園証書を受け取り、「テストで100点を取りたい」とか「お友達をいっぱい作りたい」などと決意表明しました。

続いて、林園長が「幼稚園はなくなってしまうけど、ずっと心の中にある。先生たちはみんなのことをずっと応援している」とはなむけのことばを贈りました。

そのあと、園児たちは幼稚園の歌を歌ったり園舎に「幼稚園ありがとう」などのメッセージや絵を描いたりして、元気いっぱいに巣立っていきました。

西大村幼稚園によりますと、昭和29年に開園して以降、ことしを含む69年の間に卒園した子どもたちは4768人に上るということです。

園児の1人は「先生たちも優しくて楽しい幼稚園だった。小学校では勉強を頑張りたい」と話し、その保護者は「4人の子どもがお世話になった。友だちを大勢作って楽しい小学校生活を過ごしてほしい」と話していました。