長崎明誠高校の女子柔道部顧問 県教委の聞き取りに体罰認める

長崎市にある県立高校の女子柔道部の40代の男性顧問が部活動の指導中に体罰を行っていたことが明らかになった問題で、県教育委員会はこの顧問が聞き取り調査に対して「感情的になって手をあげた」と話していることを明らかにしました。
県教育委員会は、今後、正式に処分する方針です。

これは6日、県教育委員会が記者会見を開いて明らかにしたものです。

それによりますと、長崎市の県立長崎明誠高校で女子柔道部の顧問を務める40代の男性教諭が去年4月からことし1月にかけて、部活動の指導中に5人の部員に対して、生徒の頬に平手打ちをしたり「消えろ」「くず」などの暴言を吐いたりしたということです。

複数の生徒から学校に相談が寄せられため、調査を行った結果、体罰が確認されました。

そして、県教育委員会が男性教諭に聞き取り調査を行った結果「指導のときに何度言っても伝わらず、感情的になって手をあげた」と話したということです。

県教育委員会によりますと、男性教諭は、平成18年にも当時の生徒と部員あわせて2人に平手打ちをして県教育委員会から「訓告」の指導を受けているということです。

県教育委員会は今後、正式に処分する方針です。

長崎明誠高校の女子柔道部は14大会連続で全国高校総体の県大会で優勝している強豪校で去年3月には、所属する生徒が個人の部で全国優勝を果たしています。