通学バスの運転手へ 卒業前の高校生が感謝の花束 諫早市
諫早市の高校でバス通学をしていた高校生たちが、卒業式を前に感謝の気持ちを伝えようと、バスの運転手に花束を贈るセレモニーが行われました。
諫早市の県立西陵高校では、生徒の通学のため県営バスが「通学バス」を運行していて、全校生徒の4割にあたる、およそ300人が利用しています。
15日は、高校3年生が下校に利用する一部の便が最後の運行となり、感謝の気持ちを伝えようと、バスの運転手に花束の贈呈式が行われました。
贈呈式は学校の玄関前にあるバスの駐車場で行われ、3年生の櫻木香子さんが「大雨や雪の時の臨時便では、安心して家に帰ることができました。3年間、本当にありがとうございました」とお礼を述べました。
そして、3年生たちがバスの運転手たちに1人ひとり、花束を手渡しました。
これに対して、県営バス諫早営業所の谷川博喜さんは「3年間、楽しい送迎ができてよかった。大学や新生活でも勉強やスポーツを頑張ってほしいし、どこかで会ったら声をかけてほしい」と話していました。
西陵高校では来月1日に卒業式が行われ、3年生の多くが進学を予定しています。
3年生の大内田陽菜さんは「バスを降りるときに『気をつけて』と声をかけてくれるのがうれしかったです。バスは部活や勉強のあとに友達とゆっくり話せる場所でした」と話していました。