石木ダムめぐり知事が反対住民に話し合い求めるも住民側応じず
川棚町で建設が進む石木ダムをめぐって、県と建設に反対する地元住民の話し合いが途絶える中、11日、長崎県の大石知事は話し合いの継続を求め住民のもとを訪れました。
しかし、住民側はこれに応じず、平行線で終わりました。
川棚町で建設が進む石木ダムをめぐっては、地元住民などによる反対運動が続く中、大石知事は去年3月の就任後、住民側と話し合いを行ってきましたが、議論は進まず、去年9月を最後に話し合いは行われていません。
こうした中、11日、大石知事は話し合いの継続を求めて、ダムの建設予定地で地元住民らが座り込みをしているテントを訪れました。
これに対して、住民の1人が対応し「きょうはあいさつだけにして、今後どうするかについてはあらためて席を設けて話し合いをしましょう」と述べて、11日は話し合いに応じない意向を示しました。
これに対して、大石知事は「また改めてご連絡させていただきます」と述べるにとどまりました。
大石知事は、記者団に対し「話し合いの位置づけを今後の調整の中で確認しあうという過程が必要だ」と述べて、引き続き、話し合いの継続を求めていく考えを示しました。