閉園する幼稚園の園児を招きチューバの演奏会 大村市

今年度いっぱいで閉園する大村市内の3つの幼稚園の園児を招いて6日、プロの演奏家による金管楽器チューバの演奏会が開かれました。

大村市では、共働き世帯の増加などで保育園のニーズは高まっていますが、これとは対照的に幼稚園は、大村幼稚園、西大村幼稚園、それに福重幼稚園の3つが今年度いっぱいで閉園することが決まっています。

このうち大村幼稚園出身のチューバ奏者、大場日香里さんによる演奏会が、3つの幼稚園の園児を招いて開かれました。

演奏会には園児およそ30人が参加し、低音のチューバで、童謡の「ぞうさん」や象の鳴き声が奏でられると、園児たちは歓声が上げました。

さらに、クリスマスソングやアニメの歌が披露されると、園児たちは手拍子をしたり、踊ったりして楽しんでいました。

園児たちは「楽器は大きくて、ぞうさんの鳴き声みたいだった」などと話していました。

演奏会の後、大場さんは「園児として過ごしていた場所で、演奏者として戻ってこられてうれしかった。閉園はさみしいけれど、子どもたちには新しい場所で楽しく過ごしてほしい」と話していました。