雲仙断層南東部 マグニチュード7.1程度の地震確率1.1%

長崎県の島原半島にある雲仙断層群の「南東部」について、研究機関が「今後30年以内にマグニチュード7.1程度の地震が起きる確率が最大で1.1%」という試算をまとめました。
南東部で発生確率が試算されたのは初めてだということです。

これまで国は、島原半島の雲仙断層群のうち、南島原市の沖合から雲仙市にかけて東西に延びる「南東部」について、マグニチュード7.1程度の地震が起きる可能性があるとしていました。

こうした中、産業技術総合研究所は「南東部」で音波探査記録の再解析やボーリング調査などを進めた結果、2800年から5500年の間隔で断層が活動してきたとみられることが分かりました。

こうした調査内容を踏まえ、研究所が試算を行ったところ、今後30年以内にマグニチュード7.1程度の地震が起きる確率は、0.5%から1.1%になったということです。

これは、国が地震の発生確率を4段階で示すランク分けでは、上から2番目で「やや高い」を示すAランクに相当するいうことです。

研究所によりますと「南東部」について発生確率が試算されたのは初めてです。

調査を担当した大上隆史主任研究員は「発生確率は最大1%で、小さいと思うかも知れないが、熊本地震は発生前の評価が0.9%程度だったので、改めて備えていただきたい」と話していました。

こうした研究結果などを踏まえ、国が最終的に発生確率を求め、発表することにしています。