浮体式風力発電の作業始まる 来月にも五島市沖に一部設置

全国で初めて国から洋上風力発電の促進区域に指定された五島市沖で発電施設を設置するための作業が始まりました。

脱炭素社会の実現に向けて、国は令和元年12月、五島市沖2700ヘクタールあまりの海域を法律に基づいて重点的に整備する促進区域に全国で初めて指定しました。

建設や石油、電力など6つの企業による合同会社が8基の浮体式風力発電施設を設置することにしていて、このうちの1基を組み立てる作業が始まりました。

この日は、福江港の岸壁で製作された長さ130メートルの円筒形の浮体部分を半潜水の台船に乗せていったん福江港沖にある椛島の沿岸に運びました。

そして、浮体部分に海水を注入して立て起こしました。

今後、風車や電気設備を取り付けたあと、来月にも五島市沖の促進区域に運び設置することになっています。

8基をあわせた出力は1万6800キロワットで再来年1月からの商業運転開始を目指していて、ことしは3基、来年5基を設置する計画です。

設置作業を担当している戸田建設の戦略事業推進室企画部浜地洋一郎部長は、「試算すると直接的には35億円の経済効果があり、さらに大きな効果も期待できると考えている」と話していました。