あしなが学生募金の街頭活動 10月1日から3年ぶりに再開

病気や災害などで親をなくした子どもたちを支える「あしなが学生募金」の街頭活動が、10月1日、3年ぶりに再開されるのを前に学生メンバーたちが長崎市内で当日に向けた準備を行いました。

「あしなが学生募金」は新型コロナウイルスの影響で街頭での募金活動が休止になっていましたが、ことし5月から全国で順番に活動を行う「全国募金リレー」が始まり、10月1日、長崎県内では3年ぶりに再開されます。

それを前に30日は、学生メンバーたちが長崎市内に集まり、募金箱を作成したり当日の活動の手順を確認したりしていました。

「あしなが育英会」によりますと、新型コロナで街頭募金を休止していた影響で、昨年度の県内の募金額は12万円余りで、コロナ禍前の3年前に比べて10分の1以下に減っているということです。

学生メンバーの活水女子大学1年の本多かん奈さんは「私自身も経済的な理由でいったんは進学を諦めようと思いましたが、この奨学金のおかげで、今は大学生活を楽しんでいます。大学進学をしたいと思っている人がいるなら、この奨学金を利用して自分の夢に向かって頑張る楽しさを知ってほしい」と話しています。

あしなが学生募金は10月1日、午前10時から午後6時まで長崎市の「みらい長崎ココウォーク」前で行われます。