脱炭素社会へ!バイオ燃料使った初の商業フライト 五島市

脱炭素社会に向けて藻の一種であるミドリムシなどを原料に作られたバイオ燃料を使った初めての商業フライトが五島市で行われました。

航空業界では二酸化炭素の排出量削減に向けて植物や廃油などから作られる、「SAF」と呼ばれる代替燃料の開発の動きが広がっています。

こうした中、ベンチャー企業「ユーグレナ」は藻の一種、ミドリムシから抽出した油と使用済みの食用油から作られたバイオ燃料を使って五島市の上空を遊覧するツアーを行いました。

参加者は航空機に乗り込むと、およそ30分間、空の上からことし1月に「日本ジオパーク」に認定された自然豊かな五島の景色を楽しみました。

会社によりますと、このバイオ燃料は燃焼すると二酸化炭素が発生するものの、ミドリムシは光合成を行って二酸化炭素をもとに原料となる油をつくるため、製造過程を含めると、二酸化炭素の排出を抑えられるということです。

会社によりますと、これまではこのバイオ燃料を使ったフライトの実証実験は行ってきましたが、乗客からサービスの対価を受け取る商業フライトを実施したのは、今回が初めてだということです。

ユーグレナの出雲充社長は「今回、安心して乗れるものであることを確信していただき、バイオ燃料が当たり前の社会に向けて取り組んでいきたい」と話していました。