医療的ケア児と家族を支援 諫早市に県のセンター開設

たんの吸引や人工呼吸器の使用など日常的なケアが必要な「医療的ケア児」とその家族を支援する県のセンターが諫早市に開設されました。

これは、去年9月に施行された「医療的ケア児支援法」に基づいて県が設置したもので、委託を受けた諫早市の社会福祉法人が運営をしています。

県によりますと、たんの吸引や人工呼吸器の使用など日常的なケアが必要な「医療的ケア児」は県内に少なくともおよそ200人いるとみられていて、子どもとその家族への支援が課題になっていました。

センターには研修を受けた相談員が常駐し、日常生活の不安やケアのしかたについて相談に応じたり、子どもの預け先や居住する地域で支援を行っている機関を紹介したりするということです。

また、医療的ケア児の支援や受け入れを検討している自治体や関係機関からの相談も受け付けるということです。

長崎県医療的ケア児支援センターの岡田雅彦センター長は「新生児医療や医療の進歩で今まで助けられなかった子どもが生きられるようになり、医療的ケア児が全国的に増えている。医療的ケア児の社会参加には医療だけでなく福祉や保育、教育などさまざまな支援が必要であり、もし誰にも相談できないことがあればセンターに直接相談してもらえればいいと思う」と話していました。