岸田首相 長崎市の原爆資料館訪問へ 現職首相として初めて

今月9日の「長崎原爆の日」に行われる平和祈念式典に出席するのにあわせて、岸田総理大臣は、長崎市の原爆資料館を訪れる方向で調整を進めています。
現職の総理大臣が資料館を訪れるのは初めてです。


岸田総理大臣は、今月9日の「長崎原爆の日」に長崎市を訪れ、平和祈念式典に出席することにしています。

これにあわせて、岸田総理大臣は、長崎市の原爆資料館を訪れる方向で調整を進めています。

平成8年に開館した今の資料館を現職の総理大臣が訪れるのは初めてです。

また、今の資料館の前身となる「原爆資料センター」を含めれば、昭和59年、当時の中曽根総理大臣が訪問して以来となります。

長崎の被爆者団体はこれまで、「長崎原爆の日」に資料館を訪れるよう総理大臣に要望していて、同じ被爆地・広島が地元の岸田総理大臣としては、こうした要望を受け止め、「核兵器のない世界」の実現に積極的な姿勢を示すねらいもあるものと見られます。

長崎市の「長崎原爆資料館」は、昭和30年に開館した長崎国際文化会館の「原爆資料センター」が前身となっていて、平成8年に老朽化を理由に建て替えられ、名称も現在の「長崎原爆資料館」に変更されました。

資料館には、被爆の惨状を示す資料など、およそ2万点が所蔵され、このうち原爆が投下された経緯や核兵器開発の歴史などを紹介する資料1500点あまりが展示されています。

資料館には、修学旅行などで全国から多くの児童や生徒が訪れていて、被爆者やその証言を継いだ家族などが講話を行い、原爆の非人道性や平和の尊さを伝えています。