長崎の被爆者が40年余連載した4コマ漫画 単行本として出版

長崎の被爆者で漫画家の西山進さんが40年あまりにわたって連載を続けた平和を訴える4コマ漫画が、今月9日、単行本として出版されることになりました。

西山進さん(94)は17歳の時、爆心地から3.5キロの三菱重工業長崎造船所で被爆しました。

戦後、漫画家となり、被爆者の平和運動の様子や核廃絶への願いを風刺を織り交ぜて表現した4コマ漫画を1979年から去年まで40年あまりにわたって毎月、被爆者団体の機関紙に連載してきました。

そして、この連載がこのほど、1冊の単行本として出版されることになりました。

単行本には300作品あまりが収められていて、このうち30年前の1992年8月に掲載された4コマ漫画は、当時、平均年齢が60歳を超えた被爆者が薬を飲みながらも精力的に平和活動を行っている様子が描かれています。

西山さんは、出版にあわせて開かれた記者会見にビデオメッセージを寄せ「被爆者が少なくなる中で、少しでも原爆のおそろしさを語り続けないといけない。1人でも多くの人に原爆を知ってほしいという私の気持ちが伝わって本を手に取ってもらえたら」と話していました。

この単行本は長崎原爆の日の今月9日にあわせて、全国の書店などで発売されるということです。