交通事故か けがをしたツシマヤマネコ 傷を治し自然に

長崎県の対馬にだけ生息するツシマヤマネコが交通事故が原因とみられるけがをし、環境省の保護センターが手当てをして自然に返しました。

ツシマヤマネコは対馬にだけ生息する国の天然記念物で、数が減っていることから絶滅の恐れが極めて高い絶滅危惧種に指定され、野生での生息数はおよそ100匹と推定されています。

対馬野生生物保護センターによりますと、先月22日、「国道上にけがをしたツシマヤマネコに似たネコがいる」という通報が寄せられ、確認したところ、ツシマヤマネコのメスが腹部に交通事故が原因とみられる傷があり、衰弱していました。

このため、保護センターはツシマヤマネコの治療にあたり、このほど傷が治ったため、25日、自然に返すことにしました。

ツシマヤマネコはカゴからなかなか出ようとしませんでしたが、いったん外に出ると、いちもくさんに林の中に消えていきました。

環境省の保護センターに通報した堤憲太郎さんは「車で横を通り過ぎようとした時、動いていたので、“あっ生きている”と思い車を降りて見てみると助かるんじゃないかと、思いセンターに連絡しました」と話していました。

対馬野生生物保護センターの池田俊寛さんは「今回は通報してくれた人の迅速な行動で保護することができました。けがをしたツシマヤマネコがいれば、0920−84−5577に連絡をください」と協力を呼びかけています。