石木ダムめぐり知事が建設容認の住民と初の意見交換

川棚町で建設が進む石木ダムをめぐって、長崎県の大石知事は13日、ダム建設のために移転した元地権者などと初めて意見交換しました。

石木ダムをめぐっては、地元の住民などによる反対運動が続いていて、長崎県の大石知事は就任以来、建設への理解を得ようと反対する住民らとの面会などを行ってきました。

こうした中、13日、大石知事はダム建設を容認する地元住民の考えについても理解を深める必要があるとして、佐世保市と川棚町の2か所で建設のために移転した元地権者や、建設を推進する地元住民で作る市民団体のメンバーなどと意見交換を行いました。

意見交換は非公開で行われ、県によりますと、参加した住民からは過去の渇水や洪水被害などの経験から、早期のダム建設を求める意見があがったということです。

元地権者で石木ダム地域住民の会の朝長一信会長は「移転して20年前後になるが、決断した人の中には亡くなっている人もいるので、そうした人の思いを知事に伝えた。とにかく計画どおりの完成を求めたい」と述べました。

大石知事は「ダムの必要性を認識したうえで思いを語られる方々がいる一方、『そうではない』と反対する意見もある。どちらか一方だけではなく、両方の話を聞きながらしっかりと理解を深めていきたい」と述べました。