「平和宣言」長崎市の素案 起草委員会の最終会合で意見交換

長崎原爆の日の平和祈念式典で読み上げられる平和宣言の起草委員会の最終会合が、9日、長崎市で開かれ、市が提案した素案について意見が交わされました。

平和祈念式典で長崎市長が読み上げる平和宣言については、被爆者や有識者などで作る委員会の意見を踏まえて作成されます。

9日に開かれた起草委員会の最終会合では、これまでの議論を踏まえて長崎市がまとめた素案が示されました。

素案は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に触れていて、核兵器が存在する限り、意図しないミスや誤作動などで核兵器が使用されるリスクがあるなどとしています。

そのうえで、日本政府が核兵器禁止条約を批准し、世界の先頭に立って核兵器廃絶を推進することや、市民が戦争に反対の声を上げることが大切だとしています。

委員からは素案がほぼ完成形にあるという意見が多かった一方で、冒頭の文章はより印象を強める表現にした方がよいといった意見も出されました。

長崎市はこれらの意見を踏まえ、近く、最終的な宣言の文章を作成することにしています。