御嶽山 最高峰「剣ヶ峰」までの登山道一般開放 長野 王滝村

本格的な夏山シーズンを迎えた標高3000メートル余りの御嶽山では19日山開き後も規制が続いていた「王滝頂上」から最高峰の「剣ヶ峰」までの登山道も一般に開放されました。

長野と岐阜にまたがる御嶽山では、10年前(2014年)戦後最悪の火山災害が起きましたが、その後は活動も落ち着き登山者が戻ってきています。
今月10日に今シーズンの山開きが行われ、王滝村の「田の原遙拝所」から「王滝頂上」までの登山道が一般に開放されました。
一方、「王滝頂上」から最高峰の「剣ヶ峰」までの登山道は、避難路に雪渓が見つかったため規制が続いていましたが、その後雪渓が溶けるなどして安全が確保できたとして、19日午前8時から通れるようになりました。
王滝村が「剣ヶ峰」までの登山道を一般開放するのは、10年前の火山災害のあと、去年に続き2度目で、さっそく多くの登山者が「剣ヶ峰」を目指して出発していました。
岐阜県から訪れた50代の男性は「本当はもっと早く来るつもりでしたが剣ヶ峰までの規制緩和が延期になったのできょう来ました。けがをせずに登って来たいです」と話していました。
「剣ヶ峰」まではことし10月16日正午まで登ることができます。